欧州連合 EU
加盟国 27カ国
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、
フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ポーランド、オーストリア、
オランダ、ベルギー、キプロス、チェコ、ギリシャ、ブルガリア、ハンガリー、アイルランド、
エストニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク、マルタ、スロバキア、スロベニア
人口5億人。
GDPで米国を上回る。
第二次世界大戦のような悲惨な戦争を2度と繰り返さないように、政治、経済的に統合を目的に設立された国家連合。
世界経済のリーダーが米に移る前は、欧がリーダーだった。
パワー復活目的で、経済分野先行。
ECB(European Central Bank)欧州中央銀行
トリシェ総裁(仏)11年10月31日まで
ユーロ 17カ国
99年導入。
02年現金流通スタート
独、仏、英でEUのGDPの50%。
☆経済1位 ドイツ
輸出依存度 高い
GDPの40% (日15% 米12%)
インフレ、財政規律のゆるみ、弱い通貨、を嫌う。
→ハイパーインフレで苦しんだ経験からインフレ予防のため利上げを行なう傾向が強い「タカ派」
ウェーバー独連邦銀行総裁、シュタルクECB理事
☆経済2位 フランス
個人消費を中心に内需が底堅い
→少子化対策に成功、人口増。
所得減税、託児施設のインフラ充実。4人に1人が公務員。
世界一の観光大国。
8000万人/年 (日1000万人/年)
☆経済3位 イギリス
浮き沈みが激しい。第二次世界大戦で戦勝国
→独との戦いで疲弊して世界帝国の座から落ちる。
79年サッチャー首相
政府が経済へ介入を減らす「構造改革」に成功。
北海油田で石油輸出で経済復活。
外資流入を積極的。金融業発展。
「シティ(ロンドン金融市場)」は、ウォール街と並ぶ世界の金融センターに。
「ウィンブルドン現象」
外資系企業の活躍で経済発展すること。
08年金融危機では金融立国路線に打撃。
キャメロン政権が財政赤字問題に取り組んでいる
★EUの問題点。
財政政策は国に任せる。(国債発行による資金調達)
義務:「単年度、財政赤字、GDP比3%以内」(罰則なし)
金利はEUが決める。
→・住宅バブルが起こりやすくなる。
・独自通貨政策を行なえない。
通常ならIMFに要請。ギリシャはEUに頼むしかない。
★IMF(International Monetary Fund 国際通貨基金)
通貨と為替相場の安定化を目的とした国際連合の専門機関。
主な業務は、加盟国の出資金を原資として国際収支が悪化した国に
融資を行うこと。
(ひとこと)
EUが戦後の平和を目的にして作られたとは知らなかった。
経済的な意味だとばかり思っていた。
IMFも名前だけはよく聞くが、やっと何をやっているところか分かった。