この数字の表記どう読むの?と思うことがあるのではないでしょうか。
例えば、会社の売上や利益など、決算書などを見ると、推移をグラフ表記してあるものがあります。
グラフで多いのは、横軸に期間、縦軸に金額が表示されているものが多いですが、金額の単位が「百万」となっているのをよく見かけます。
567百万円、といった書き方ですね。
これ、どう読むのでしょう。
答えは、単位が百万円ということで、下一桁目の数字が「7」なので、ここが百万円。
百万円の下一桁目が7なので、7(百万円)。
そして、下二桁目の「6」は「千万円」、下三桁目の「5」が「億円」、ということで、5億6千7百万円、と読めばいいことになります。
いろんな数字が入っている資料を見るときは、その数字の単位は押さえておきたいところですね。
会社の売上「567」と書かれていたからといって、567円ということは考えくいでしょう。
規模にもよるでしょうけれど、おそらく単位としては「千円」「万円」「百万円」となっているはずです。
これらは、表記の仕方の話なので、とくに、金額についての読み方としては、普通にゼロを付けた場合の読み方をすれば特に問題はありません。
「567(百万円)」なら「5億6700万円」となります。
間違っても「今期の弊社の売上は567円でした」と言わないようにしましょう(笑)
数字が大きくなると、ゼロがたくさんついてしまうので、短く表記できるために、こういったことをしているわけです。
桁が増えることで、単位の表示を変えているものは、身近にもあります。
例えば、長さや重さの単位を見てみると、
ミリメートル(mm) ← メートル(m) → キロメートル(Km)
ミリグラム(mg) ← グラム(g) → キログラム(Kg)
というのがありますね。
ミリ(m)というのは1/1,000という意味で、キロ(K)というのは1,000という意味です。
長さの単位では、メートル(m)に、ミリ(m)を付けると、ミリメートル(mm)になり、単位は1/1,000になります。
キロ(K)を付けると、キロメートル(Km)になり、単位は1,000倍になります。
1m(メートル)は、1,000mm(ミリメートル)、1/1,000Km(キロメートル)、というわけです。
重さの単位も同じです。グラム(g)に、ミリ(m)を付けると、ミリグラム(mg)になり、単位は1/1,000になります。
キロ(K)を付けると、キログラム(Kg)になり、単位は1,000倍になります。
1g(グラム)は、1,000mg(ミリグラム)、1/1,000Kg(キログラム)、というわけです。
工場でのある部品などの生産量を示す場合にも、同じような表示をします。
例えば「100K個」「1000K個」といった表示の仕方で、Kは1000という意味ですから
100K個=100,000個=10万個
1000K個=1,000,000個=100万個
という具合です。