4-8 ドルの今後は

 

ドルが基軸通貨の背景には政府がドル高を国の政策としている

 

「強いドルは国益」

輸入品を安く仕入れられるので国内消費がさかんになる。

 

貿易赤字でドル流出。

海外の投資家が米国債を買うことでドル流入で埋める。

 

サブプライムでかげりが。

 

外貨準備のドルの割合を下げる国や貿易の決済通貨にユーロを使う国など

日本政府は依然強いドルを支持し外国との決済にはドルを使うことを表明。

 

ドル高円安の方が輸出に都合がいい。

 

 

日米安全保障条約

日米同盟重視

 

強いドル政策を放棄してドル安が進めば、米国内で物価上がり消費が抑えられる。

 

安いドルに米国債の魅力がなくなり投資家が買わなくなるので資金調達の手段がなくなる。

米の力が弱まり世界経済にダメージ。

 

 

 

 

 

 

4-7 為替予約でリスクヘッジ

 

輸出企業

為替相場の変動リスクヘッジとして「為替予約(先物為替予約)」をする。

 

3ヶ月後、6ヶ月後などにあらかじめ決められた為替レートで外貨の売買を行なう。

通常の為替レート「直物(じかもの)レート」(スポットレート)

為替予約のレート「先物レート(フォワードレート)」

 

予約しない方がよかったという場合もあるが、利用するのは事業計画が立てやすくなったり、資金繰りを安定させる方が重要と考えるから。

 

 

 

4-6 中国はいずれ変動相場に

 

中国

1ドル=8元の固定相場制だった。

 

ドルと自国通貨をリンクさせ為替レートを固定する

→「ドルペッグ制」

 

05年 「管理変動相場制」に移行。

変動幅を一定に抑える。0.3%。

 

「通貨バスケット」

ドル、ユーロなど複数の主要通貨で構成するバスケット(かご)から算出したレートに自国通貨を連動させるシステム

米が切り上げを要求。

貿易赤字の6割が対中国。

 

かつての日本のように中国が米に中国製品を輸出している。

外貨準備は世界1位。

 

ある程度の経済力がつくと変動に変えるよう世界各国から促される。いずれ変動になる。

 

保有している外貨は人民元に換算すると将来的に大幅に目減りするリスク。

このまま増やし続けるわけにもいかない。