金利・債券の先物取引から金利動向を読む
先物は現物の金利水準に大きな影響を与える重要な取引
・先物取引・・将来の期日に売買することを事前に契約しておく取引
・現物(げんぶつ)取引・・商品を渡して代金を受取る通常の取引
現在は期日前でも売買できる。
差額だけをやりとりする差金決済。
リスクヘッジのほかの2つの役割
①公正な価格の形成
多くの売り手と買い手が参加するほど価格が妥当な線に落ち着く
②資産運用の機会を増やす
金利、債券先物は機関投資家(銀行、証券、保険)が多い。
「東京金融取引所」
日本で唯一の金融先物の取引所
「ユーロ円3カ月金利先物」などが上場。
・金利先物
金利先物の価格
「100-金利(年率%)」で表示
金利0.375%の場合
100-0.375%=99.625
先物価格の上昇↑ → 金利が低下している
・債券先物
「長期国債先物」が多く取引される。
諸条件を標準化した「標準物」という架空の国債が取引対象。
先物価格には将来の金利水準の予想がスピーディーに織り込まれている。