1-7 金利と企業

 

「金利の変動は企業にどんな影響を与える?」

上がると企業の利払い負担が重くなる。

下がると企業の設備投資が活発化し、社債発行も増える。

 

利払い負担が増えても、スピードを優先させて「設備投資」の資金を借りることを選ぶ。

「運転資金」も。

 

大企業より中小企業の方が利払い負担が大きい。

→株式発行で資金を集められる

→優良で内部留保金がある

 

無借金経営・・銀行借入や社債発行せず、資本金と内部留保金で経営すること

 

トヨタ、任天堂、パナソニック、キャノン、武田薬品工業など

 

総資産・・借金も含めたすべての資産のこと

有利子負債・・金利を付けて返す必要がある借金

 

借入金依存度=

有利子負債 ÷ 総資産 ×100

 

25%以下がのぞましいとされているが50%を超える中小企業も多い。

 

 

銀行の貸出先

1位 中小企業 42%

2位 個人 27%

3位 大企業 21%

4位 地方公共団体 5%

 

金利が下がってくると企業が社債を発行するチャンス

 

メリットが出る

・固定金利にすればその低金利のまま、お金を調達できる

・不況時銀行は貸し渋りをする場合があるのでそれに備えておく

 

社債を購入するのは銀行、保険会社だったが、個人向け社債も1兆円突破。

 

預金や国債より金利が高いのが人気の理由

運用先を探す個人と、資金調達したい企業のニーズがかみ合った。