インフレーション・ターゲティング(インフレ目標)
日銀が物価上昇率(インフレ率)の数値目標をあげる。
将来物価が上がるという「インフレ期待」を抱かせる。
日銀が銀行から国債など買入で、金融市場への資金供給量を増やす。
→人為的に物価上昇と賛成派は主張。
デフレ脱却できないのは日銀の金融緩和が不足とも。
例.インフレ目標 前年比2~3%
物価上昇が3%を超えそうなら金融引き締め、
2%を下回るなら金融緩和を行なう。
90年NZを皮切りに、世界20カ国が採用
インフレ抑制には成功しているが、デフレ脱却はない。
アンカー効果
「インフレに中央銀行が強く関わる」と国民が考え、インフレ期待が望ましい水準で固定される効果。
名目金利のゼロ制約
利下げの余地がゼロまで行くともうない。
インフレ目標賛成派の主張
・国債を日銀が引き受ける
・株や土地を日銀が購入する
↓
国民が日銀発行の紙幣を信用しなくなる。
家計金融資産の海外流出、さらに経済悪化。
現在日銀はインフレ目標には消極的。
代替案
「中長期的な物価安定の理解」
前年度比1%程度が望ましい。
海外は2%。日本の経済構造、労働慣行、
国民の物価の認識等が反映。