3-2 無担保コール翌日物金利

 

日銀の「政策金利」とは、

=「短期金融市場」における資金取引の一つ、

 

無担保コール翌日物(よくじつもの)金利(オーバーナイト物)」のこと。

 

短期金融市場」・・1年以下の資金取引(お金の貸し借り)

マネーマーケットとも呼ばれる。

 

短期金融市場は

 

①インターバンク市場

②オープン市場

 

の二つに分かれる。

 

 

インターバンク市場

銀行、証券会社など金融機関だけが取引に参加。

 

コール市場」が中心。(取引高15兆円)

「呼べばすぐにお金が戻るほど短期間」という意味。

 

 

コール市場の中心的な取引が「無担保コール翌日物」。

→無担保でお金を借りて、翌日には返す。

 

銀行の営業活動の中で資金の過不足をここで調整する。

 

お金が余っている銀行は、足りない銀行に

1日だけお金を貸して、金利を稼ぐ。

 

 

 

オープン市場

金融機関に加え、商社、メーカーなどの一般企業、地方自治体も参加できる。

様々な資金ニーズに合わせて、金融商品が取引される。

 

・TDB(国庫短期証券)

・CD(譲渡性預金証書)

・CP(コマーシャルペーパー)

 

 

 

日銀は、①インターバンク市場に対して

公開市場操作(オペ)」を行なう。

 

「無担保コール翌日物金利」を、日銀が目標とする金利水準に誘導する。

 

金利は、銀行同士の自由取引なので、日銀が無理やり金利を決めつけることはできない。

 

そこで、巨額のお金を供給したり、吸収して操作する。

 


 

(ひとこと)

今日のところはおもしろかった。

 

今日出てきた言葉は、言葉だけはよく聞くけど、内容が初めてわかった。

日銀がお金を入れたり出したりして金利を操作してたのか。