日銀の「政策金利」とは、
=「短期金融市場」における資金取引の一つ、
「無担保コール翌日物(よくじつもの)金利(オーバーナイト物)」のこと。
「短期金融市場」・・1年以下の資金取引(お金の貸し借り)
マネーマーケットとも呼ばれる。
短期金融市場は
①インターバンク市場
②オープン市場
の二つに分かれる。
①インターバンク市場
銀行、証券会社など金融機関だけが取引に参加。
「コール市場」が中心。(取引高15兆円)
「呼べばすぐにお金が戻るほど短期間」という意味。
コール市場の中心的な取引が「無担保コール翌日物」。
→無担保でお金を借りて、翌日には返す。
銀行の営業活動の中で資金の過不足をここで調整する。
お金が余っている銀行は、足りない銀行に
1日だけお金を貸して、金利を稼ぐ。
②オープン市場
金融機関に加え、商社、メーカーなどの一般企業、地方自治体も参加できる。
様々な資金ニーズに合わせて、金融商品が取引される。
・TDB(国庫短期証券)
・CD(譲渡性預金証書)
・CP(コマーシャルペーパー)
日銀は、①インターバンク市場に対して
「公開市場操作(オペ)」を行なう。
↓
「無担保コール翌日物金利」を、日銀が目標とする金利水準に誘導する。
金利は、銀行同士の自由取引なので、日銀が無理やり金利を決めつけることはできない。
そこで、巨額のお金を供給したり、吸収して操作する。
(ひとこと)
今日のところはおもしろかった。
今日出てきた言葉は、言葉だけはよく聞くけど、内容が初めてわかった。
日銀がお金を入れたり出したりして金利を操作してたのか。