格付け機関の評価で変わってくる。
債券の信用度合いを評価する格付け機関の評価が、金利水準に反映される。
債券のデフォルトリスクを格付けで見る。
格付け機関の評価は金利を動かす要因になる。
デフォルト(債務不履行)
債券の発行体が破綻して元本と利子が受取れなくなること
格付け会社
米
「スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)」
「ムーディーズ」
米英
「フィッチレーティングス」
日本
「格付投資情報センター(R&I)」
「日本格付研究所(JCR)」
発行体がが債券の元本と利息を償還(満期)まで予定通り支払えるか、という見通しを記号で表す。
AAA~Dまで。
AA~CCCまでは+、-を付ける。
AAA ~ BBB- 投資的水準
BB+ ~ D 投機的水準。投資リスクが高い。
「ジャンク債」と呼ばれる。
ハイリスク・ハイリターンを狙う人は買う。
方向性の見通し「アウトルック」
長期格付けが中期的(6ヶ月~2年)にどの方向に動きそうかを示す。
①ポジティブ
↑に向かう。
②ネガティブ
↓に向かう。
③安定的
→横ばい
④方向性不確定
上にも下にも向かう可能性がある。
格付けは、絶対的なものではない。
日本国債がムーディーズでA2まで格下げされたとき財務省は強く反論。
格付けで発行体の資金調達コストが変わる。
格付けが高いと、リスクプレミアムが低い。
投資家は格付けを投資判断材料とする。
企業はお金を払って「依頼格付け」を取得する場合がある。
「勝手格付け」もある。
重要度の高い、国、銀行、保険会社などが対象。