現在の日本経済の特徴
①輸出依存の景気回復パターン
②慢性的なデフレ
③超低金利の常態化
①輸出依存の景気回復パターン
80年代 「貿易黒字」より「内需拡大」に目を向けた。
近年 日銀の景気回復シナリオは
内需主導ではなく「輸出主導」を掲げている。
海外経済動向や為替に左右される
→不安定
②慢性的なデフレ
95年を境にインフレ→デフレに。
デフレの理由
× 日銀の金融緩和(お金を市場に入れる)が不十分
〇 実物経済の「需給バランス」が悪い
「需要」に対して「供給」が多すぎる。
③超低金利の常態化
当時の主要政策金利
「公定歩合」(日銀の銀行向け貸出金利)
1%→0.5%に引き下げ
現在の主要政策金利
「無担保コール翌日物(よくじつもの)金利」
0.4%に引き下げ
1995年は転換点。
・生産年齢人口(15~64才)がピーク。下降の始まり。
・超低金利時代の幕開け
→今後5~10年、0%台が続くと予想される
輸出拡大の景気回復には円高は望ましくない。
日銀が利上げを急ぐと円高になるので制約がかかる。