5-4 自由貿易 – 楽しく経済

5-4 自由貿易

 

自由貿易・・何でも自由に輸出入

・保護貿易・・関税をかけて国内産業を保護

 

日本:米、砂糖、小麦などの農産物。

関税率200~700%。

 

販売価格を上げて割高な農作物を保護。

差額を消費者に負担させて、農家を守っている。

 

輸入品にかかる関税

 

負担→輸出業者。

輸入する政府の税収入になる。

 

不況→保護貿易が強化

 

国内産業を守るため。

各国が保護貿易に走りすぎないように、自由貿易の拡大を目的とした機関。

 

1948 GATT(General Agreement on Tariffs and trade)

関税、及び貿易における一般協定(1955 日本加盟)

欠点:サービス、知的所有権は対象外。

↓進化

1995  WTO (World Trade Organization)

世界貿易機関

金融、情報通信、知的所有権も含む国際通商(貿易)ルール

 

153カ国が加盟。ルール違反を訴える権利を持つ。

関税でなくウイスキーの高税率の酒税法も対象に。

 

非関税障壁とは

関税ではないが、輸入を制限するもの

 

WTOは大きな機関なので時間がかかる。

補うための小回りの効く協定。

 

① FTA(Free Trade Agreement)

自由貿易協定  モノ、サービス

 

EPA(Economic Partnership Agreement)

経済連携協定 +知的所有権、投資

 

(日本は、初めて締結したメキシコを始め、マレーシア、インドネシア、
タイ、フィリピンなどともEPA締結交渉を行なっている。

11年10月韓国)

 

NAFTA(北米自由貿易協定):米、カナダ、メキシコ

EU(欧州連合):27カ国。内17カ国がユーロ

 

自由貿易地域、共同市場、関税同盟、経済同盟。

日本もFTA、EPAに積極的。JSEPA、ASEAN、GCC(湾岸協力会議)加盟国など、各国と結ぶ。

 

TPP(環太平洋経済連携協定)

米参加表明。

 

日本も前向き。

しかし農業保護など政治的難題も。

 

メリット:輸出が増やせられる。資源、食糧の輸入先を多角化できる。

 

デメリット:経済ブロックができて、各地域でのみ通用する制度ができるのでは。

そうなるとWTOが重要。

 

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(マイメモ)

小学校ぐらいのころ、「牛肉オレンジ自由化」ってフレーズ、よく聞いたような気がする。

これのことだったのか。