7-2 市場の「テーマ」をつかむ – 楽しく経済

7-2 市場の「テーマ」をつかむ

 

「投資は美人投票」(ケインズ)

自分の好みではなく、他の多くの参加者が美人だと思いそうな人に投票。

 

多数意見を推測するには、市場の「テーマ」をつかむこと。

=何に注目しているか。

 

例。

80年代後半「米貿易赤字」→ドルばらまかれる→ドル下落

 

00年「各国の政策金利」→キャリートレード

低金利の通貨円などで資金を借りて高金利通貨に交換して運用して
高い利回りを上げ、金利差を稼ぐ方法。

→円安が続いた。

 

07年サブプライム危機後、円キャリートレードは解消

→一転円高に。

 

10年「米国の株価」

07年以降リスクの小さい国債が買い進まれる→「質への逃避」

 

リスク回避志向の強まり

米の機関投資家が日、欧、新興国、で投資していた資金を売却してドルに戻し
本国に送金

→「リパトリエーション(リパトリ)